水深が深い。深いのに軽い仕掛けで釣るって超難しくねえか?:【スポーンズ・アイ】紀州釣りに挑む
そうだなあ、和歌山で水深が深い波止っつったら、身近なところで田ノ浦の沖向き波止。最近(2018年)台風の被害で再開の目処が立っていない和歌山北港魚釣公園。だいたい水深が10m〜15mくらいあるので、約8ヒロから12ヒロといったところか。下津ピアランドの先端や、大阪のとっとパーク小島も先端のほうは相当深い。
実際やってみると分かるが、紀州釣りにおいて水深が深いということは、潮の影響を大きく受けるということだ。つまりダンゴの着地点がブレやすい。潮が速かったり、柄杓でダンゴを遠投して釣るとなると、チヌを寄せるポイント作りや挿し餌のコントロールがさらに難しくなる。屋台の出し物にある「コイン落とし」の感覚に近い。
だとすると、タナが深くてもできるだけダンゴの着地点がブレないようにする工夫が必要となる。そのため水深への対策とは「ポイント作りのコントロール精度を高める」ということになるのではなかろうか。
そこでオレは考える。
作戦:足元を釣る
上記のとおり一点集中でポイント作りするには、ラインには余計な抵抗はかけたくないし、第一足元から深いんだからチヌもプレッシャー低いのでダンゴに旺盛に反応するでしょうよ。ちょっと岸際から離れてさ。抜き足差し足で歩いてさ。ダンゴを投げるわけよ。チヌに警戒されないように。
作戦:ダンゴを重くする
ダンゴができるだけ潮の影響を受けないようにしたい。潮流に煽られて着地点がブレないようにするには、重めのダンゴでサササーッ!と沈めるといいはずだ。ということは砂の比率を極端に上げるといいのではないか。ヌカ:砂=5:3。
作戦:粘りのあるダンゴにする
でも砂の比率を高くして重くしたところでダンゴが途中でバラけてしまうと元も子もない。同時に粘りも必要だ。アミエビ、小麦粉をいつもより多めにダンゴに追加して、ネバネバギトギトにしてしまえ。
作戦:ダンゴを打つ間隔を詰める
深場→沈むのに時間がかかる
ネバダンゴにする→割れるのに時間がかかる
ではリズムが遅い。リズムが遅いとダンゴを「見せる」アピールが弱い。ラインもフケてしまい、さし餌が抜けるときの不自然さもハンパない。ということは強制的に挿し餌を抜いたほうがいい。
着底後15秒経っても割れないなら無理やり挿し餌を抜いて、ダンゴを握る加減を変えつつ投下するのだ。そうして、着底、割れて、さし餌が抜け、潮に乗る、のリズムを作る。
作戦:ハリスにガン玉を打つ
ダンゴの沈下速度を少しでも速めたい。でもダンゴに中通し錘をくるんで底に沈める方法は他の記事でも書いたが釣りにならないのでいい加減にヤメ。
どのみち二枚潮だったり潮が速かったりするとタテ方向ではラインメンディングもしようがないので、ガン玉の段打ちで糸そのものを重くするのはどうだろう。Bを3発くらい。必然的に寝ウキの浮力も大きいやつになるわな。私だったら5Bぐらいの錘負荷のやつを使うかな。
作戦:ラインを細くする
逆にラインを細くして、徹底的に潮の抵抗をなくすのもいいんじゃないか?
作戦:穂先の柔らかい短竿で、ウキを取って釣る
いわゆる「かかり釣り」スタイルでやる。足元狙い。ラインもハリスもギリギリの細さ。1.5号と1.2号。
穂先に全神経を集中して釣るやつ。沈下中のダンゴの崩壊を極力抑えるためにダンゴはベトベトにするんでしょたぶん(ダンゴが崩壊するのは水を吸ってふやけるから)。
やったことないから見よう見まねになるけれど、これはこれで面白いかもしれない。アタったとき、突然腕を「ダーッ!」って天に突き上げるアレ。アレをやってみたい。穂先がピ、ピクダーッ!オラオラオラーッ!。
作戦:カメラを沈めて見る
どれだけ着底がブレているのか。もはやカメラを沈めてこの目で実際に見てみたい。
っていうくらいいっつも全然アタリが拾えないんすよねえ、深いと。寄ってないんじゃないの?って思っちゃう。
作戦:わざと中層でダンゴが割れるようにする
例えば和歌山北港魚釣公園。水深は8~10ヒロなのに、みなさんなぜかカゴ釣りで4ヒロでチヌをバンバン釣る。水温なのか、塩分濃度なのか、プランクトン濃度なのか。実は深場にはいない、ということも考えられる。
だとするとあまりに底で釣れないときは、思い切って中層でわざとダンゴが崩れる硬さで投げ、中層を潮に乗せて流す、というのもアリなんじゃないか。
結論:後日更新。
結局のところ、今まで深場狙いでうまく「見せて」「触らせて」「潮に乗せる」ことができた試しがないのでよく分かっておりません。後日、上記作戦を徹底して試してみるので、またレポートします。
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