風が強い。ダメだ。風がすべてを吹き飛ばす。道糸がフケてフケてもう※△●□あっ!オキアミパックがっ!:【スポーンズ・アイ】紀州釣りに挑む
オキアミパック、風で飛んでいったことってありません?ブァァァーッて挿し餌がブチまけられるやつ。私はあまりに多いのでみんなどうしてるんだと思ったらみんなちゃんとエサ箱買うてバッカンに止めてはるんですね。フタ付きのやつ。
おそらくダンゴから挿し餌が抜けるときもすごいスピードでフワワワーッ!と浮き上がっているに違いない。これはマズい。イライラ。
正面から風が吹けばもはやイライラも最高潮である。ひとまず投げにくい。穂先にラインが絡む。ダンゴを柄杓で遠投するときに穂先にラインがひっかかり、あえなく空中分解したときなど活字化できない怒りの奇声が出る。しかも寝ウキが手前に戻されポイントから足元に向けてラインがナナメにピーンとなるのでラインメンディングもできない。もうお手上げだ。イライライラ。
こうして糸にかかる力によって挿し餌が浮き上がる姿は、おそらくチヌにとってはたいそう不自然に映ることであろう。よって風対策とは、この「フワワワーッをなくす」対策ということになろう。
そこでオレは考える。
と言いたかったが、実際のところ、いろいろググってみたりチュブってみたりしたら、結構いろいろ出てくる。みなさんやっぱり試行錯誤されておられるようだ。ここは乗っかるしかない。
ということで、いろいろ調べて試してみた感想をまとめてどうぞ。
作戦と、やってみたら:重い錘で挿し餌を留める
潮が速い場合と同様だ。どんな爆風だろうが挿し餌が動かなければいいのだから、2号ぐらいの中通し錘を1ヒロぐらいのところにつけ、ダンゴの中に挿し餌と一緒にくるんで投げてやる。
すると今度はどうだろう!ウキが沈んで水中でたなびいているではないか!。当然アタリもへったくれもないではないか!。
作戦と、やってみたら:錘をつけて寝ウキを取る
これも潮が速いときと同じ。錘をつけるならウキが役に立たないので寝ウキを取ってしまおう。
すると今度はなんと!何が起きているのかさっぱ・・もういいか。
作戦と、やってみたら:竿先を水面下へ突っ込んでラインを張る
あきらめて錘を取り、寝ウキをつけてダンゴを投げる。要するにラインをすこしでも水中に沈めてしまえばいいのだ。竿先を水中へ突っ込んじゃえ。
今度はちょっとうまくいった気がした。でもほんの数m先からはやっぱ水面にラインがあるので効果なし。
作戦と、やってみたら:サスペンドラインを使う
お金はかかるがテクノロジーを駆使。比重の重いナイロンまたはフロロカーボン製のラインに変える。これは結構効果があった。投げたときに出る糸フケも、竿先を水中に突っ込んでいったん糸を張ればいい。この状態でフケるのは潮の影響。
作戦と、やってみたら:ラインを細くする
抵抗力を極限まで低減。時代はナノへ。ラインも極限まで細くすることで気持ち風対策として意味があると思います。細いといっても1.5号ぐらいまでしか下げる勇気はない。
細いサスペンドラインでダンゴ投げたあと竿先を水中へ突っ込んで糸フケを取ってテンション張れば最強。
作戦と、やってみたら:いわゆるラインメンディング
ダンゴを投げる。着水、沈下中に風に煽られた表層流に乗ってラインが風下へフケる。しかしまだ沈下中もしくはダンゴが割れていない。このダンゴが割れるまでのあいだだけ、紀州釣りでもラインメンディングができる。
こうしてダンゴからさし餌が抜けた時には糸フケがない状態を作ることによって、さし餌の不自然な浮き上がりを防ぐ。
作戦と、やってみたら:風上へ歩いて行ってからポイントめがけてダンゴを投げる
これは潮が速いとき対策でもあるが、抗えない自然現象に対してやれることとしては「影響を計算に入れる」ということなので、スペースが許す限り風上側へ歩いて行き、そこからポイントめがけてダンゴを投げる。
釣り座へ戻る途中、ラインを出しながら戻っていくことで、いわば風でフケるのと逆側へわざとフケさせるわけだ。そうすることで、ダンゴが割れ、挿し餌が抜けたときには釣り座からポイントまで一直線にラインが来ている(むちゃくちゃたるんでるけど)状態にすれば、風に煽られたラインの力で挿し餌が浮き上がるようなこともない、と思われる。
結論:複数の作戦の合わせ技で風を回避するのが効果的!
そんなわけで今のところ私の風対策は、「風上へ歩いて行ってから細いサスペンドラインでポイントめがけてダンゴを投げたあと水中に竿先を突っ込んでいったんラインを張ったあとラインを出しながら釣り座へ戻る。」というところである。
上記のことは別にひとつだけやることもなくて、状況が許す限り合わせ技でやったほうがいい。とにかく「潮に乗せる」ということにこだわった結果、こうなりました。
ただ、向かい風のときだけはもう本当に何をやってもどうにもならない。あきらめて釣り座、釣る向きを変えるしかないと思うわ。今のオレにはムリだ。
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