【カゴ釣りレポート】2018/10/26 方杭崎でグレをスポーン!
釣行の1週間ほど前。
この季節は磯がいい。雰囲気がいい。癒されたい。そして魚影の濃いとこがいい。カゴ釣りはホントは沖磯がいいが、カネがないので無理。ということで地磯にしよう。
釣り物はなんだ?グレがいいんじゃないか?イサキはまだか?もしかしたらハマチかアジか?ということはカゴ釣りだな?じゃあ水深がある場所がいいな。
風はこの季節に珍しく南からの強風の予報。
水温はまだどこも21℃ぐらいなのでこだわらなくていい。朝マズメ狙いだとすると潮は上り潮(南から北)。7:00ごろ満潮からの下げ。
あとは大阪から2時間かからず行けるエリアだとして、行っても御坊まで。で、北向きの磯。
以上の条件で今回は、方杭崎に決定!行ったことないけど。雰囲気良さそう。パラダイス感すごい。
釣り場まで歩くのもそんなにタフじゃないんじゃない?最後の崖のところは注意して降りろって別のサイトで書いてたけど、大丈夫でしょ。
狙い:潮に乗せて釣る
イメージはこうだ。
挿し餌はオキアミ、撒き餌はオキアミとアミエビのブレンド。先端から沖目にできるだけ遠投、グレ狙いだから3ヒロぐらいのところを流す。
潮が速いことを考えると勝負は早い。撒き餌はドバッと出るロケットカゴの方がいいだろう。
着水、タナに落ち、撒き餌がドバッと拡がる。さし餌が撒き餌とともに潮を漂い、下からグレの群が湧き上がる。ひったくるようにさし餌を咥えて反転ギユーン!ウキスポーンや!
7:11満潮だから9:00〜10:00ごろに上り潮が走り、時合いになるだろう。もしかしたら青物もくるかもしれない。
来なかったらタナを半ヒロずつぐらい下げよう。底付近でアジ!あるいはチヌ!あるいは表層まで上げ、1ヒロ未満でハマチ!
それでも釣れなかったら、フカセも試してみようかしら。要領分かってないけど。最後の最後は胴付きでガシラやな。
カゴ釣り実釣開始:
ということで磯へと向かうわけだが、上記の通り極めて危険な崖を大量の荷物を持ってエントリーしたため疲労困憊、汗だく、しばし呆然。
現地に着いたのは6:30だったが釣り始めは8:00となった。一瞬、気が遠なったわ。今から釣りすんのか・・
実釣時間:8:00〜13:00
仕掛け:ウキ8号、ロケットカゴM(6号錘)、ハリス2号1ヒロ
※別途詳解
撒き餌:今回はオキアミM1.5kgにアミエビ1kg。ザルにあけ、混ぜ合わせる。こうすることで水分でふやけて身が柔らかくなるのを防ぐ。今回はオキアミは砕かなかった。
8:00ごろ。
風は予報どおり南風、ちょうど風裏になってほぼ無風。潮は右から左にかなり緩やか。もっと激流をイメージしてたんやけど、しかも左から右やと読んだんやけど、外れたようだ。
タナは3ヒロにセット、地形を意識し、ひとまず20mラインを流す。さし餌はオキアミ。撒き餌を効かせるイメージで手返しよく仕掛けを投入する。かなり早いペースなのに毎投エサが取られる。
すげーやん、活性高いやん、もしかして着水と同時にエサ取られてるんかな。
9:00ごろ。
同じく20mラインを流しているとスパッ!と消し込み、チャリコ20cm。
9:30ごろ。
左右どこに投げても、タナを6ヒロまで下げても、2ヒロまで上げても、50〜60mラインを投げてもエサが取られる。
カゴ釣りの場合、エサ取りをかわすにはカゴの中にさし餌を入れ、仕掛けを投入し、着水、タナまで落ちた時に撒き餌と一緒にカゴから出るようにするが、それでも取られる。
打ち手ないながら仕掛けを投げ続けていると、ふと見れば右から潮目が寄ってきている。10mラインから沖合いにかけてかなり長い。
思い出した。今日は潮に乗せて釣るんやった。あいつのど真ん中に仕掛けを放り込んだら釣れるんちゃうか。
9:47。
20m〜30mあたりに仕掛けを入れ、タナ3ヒロで馴染んだ頃ぐらい。ウキがややシモったかと思うと、ゆっくり沈んでいった。大きく合わせる!乗った!結構竿叩くやん!タイ系やなこれは!じわじわ寄せる。足元で浮いてきた!アイゴ30cm!本命ちゃうけど、ヨミどおりやん!めちゃうれしいやん!
次。10:23。
潮目はあるが、アタリが出ない。おかしいな、遠投したれ。潮目めがけて投げる。50m〜60mぐらいか?同じく3ヒロ、仕掛け馴染む。ポコン、ウキが寝る!ビューン!横に走る!とっさに大きく合わせ!乗った!さっきとおんなじ感じで竿を叩く!よう引くなあ!思わずニヤける。浮かしてみたら、安定のアイゴ30cm!時合いやー!
連投、10:40。
今度も50m〜60m。入れよ、入れよ、と心の中でつぶやく。ウキがややシモり、押さえ込んだように感じたあと、ゆっくり沈んでいく。入ったー!合わせ!竿叩く!あかんーオモロイー!入れ食いやー!またアイゴ30cm!
と、そこで我に帰る。
グレ釣れてへんやん。どこ行ったんグレ。食いたいのはグレやん。
アイゴが釣れるということは、もう少し下のタナか?と考え、4ヒロ、5ヒロと下げていく。
しかし、毎回必ずエサは取られるが、アタることはなかった。そのうち、いつしか潮目は消え、結果、撒き餌がなくなるまでなにもかからなかった。
振り返り:グレではないが狙いどおりの展開ができた
今回は、ほぼ狙いどおりの釣りの条件と展開で、狙いどおりのアタリが出た。
水深は9ヒロぐらいと十分な水量のあるところで、走る潮に乗せ、あるいは潮目のよどみを狙い、3ヒロ前後の中層に撒き餌につられて上がってくるやつを拾う。理想的な展開だった。
でもなぜ3ヒロなのだろう。水深と関係があるのだろうか。
時合いも極めてはっきりしていた。7:11満潮、からすると、下げ3分〜4分に時合いがあったことになる。これもセオリー通りだ。
しかし、潮は終始、右から左に緩やかなままだった。方杭崎は、左から右に流れることはないのだろうか。
今回グレが当たらなかったのは課題である。だが理由はあまりはっきりしない。
コッパグレもいたかどうか。潮の向きに関係があるのか、水温がまだ高かった(21℃)からなのか。機会があったら、上げ潮のときを試してみたい(もう来ないけど)。
アクセス難易度の高い地磯だからか、プレッシャーは低く魚影は濃いと思う。全体的には久々にカゴ釣りらしいスポーンな釣りとなった。
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